貴金属やブランド品を売るときに気を付けることとは?
突然ですが、貴金属やブランド品を売るとき、どこで売ります?
やっぱり有名なリサイクルショップ?
それとも地元の質屋?
あるいは広告に載ってる買取店?
はたまた話題のフリマアプリ?
やっぱり王道のオークション?
僕は3つ目の買取店で店舗責任者をしていました。
余談ですが質屋との違いは質入れを行っていないことです。
質入れとは物を質屋に預けてそれに見合う金額を借りることができます。
そして期限までに借りたお金を返さなければ預けていた物は質屋のものとなります。
質入れの場合は買取のときより低い金額を提示されています。
意外とそこらじゅうに買取を行っているお店ってのはあります。
どこどこの店舗はいくらで買い取っていて何に強く何に弱いのか、どんな風に買取どんな風に売っているのか、それを調べさせられました。
なので普通の人よりは多少詳しいんじゃないかなと思います。
さて、ではそれぞれどんな特徴があるのか見ていきましょう。
※これから話すことは個人的な意見です。
1.有名なリサイクルショップ
以前ヴィトンのアルマを売りに来た方がいましたが、どう見ても正規品ではなかったためお断りしたことがあります。
そのときのお客さんは「なんで買い取ってもらえないの?あそこのお店(有名なリサイクルショップ)で買ったものよ!」と言われたことがあります。
これはそこで働いていた人から聞いた話なんですが、買取をする人がアルバイトらしいです。
ブランド品の場合は真贋(しんがん)と言って本物か偽物かを見極めて、その後相場と状態で値段を決めます。
真贋はセミナーなどがあり高い金額を払って勉強するものです。
その知識のない人は偽物を買い取ってしまうことがあるんですね。
そうするとどうなるか。
本人は気づかずに偽物が店頭に並んでしまいます。
それをお客さんは本物と信じて買ってしまったんですね。
では値段の決め方はどうなっているのでしょうか。
実は”オークファン”というサイトを見て相場を確認しているんです。
商品名を検索すると過去オークションでその商品がいくらで売れたのかを見ることができます。
これでだいたいの相場を確認して買取金額を決めているんです。
貴金属は田中貴金属の買取価格に近い金額で買取をしているようです。
地元のお店ではダイヤなどの石は見られない為か値段を付けていないようですね。
2.地元の質屋
1でも少し話しましたがブランド品は真贋の知識が必要です。
質屋で働いている人は必修科目となりますので高いお金を払って研修を受けてから働いています。
ちなみにフランチャイズの大〇屋さんも最初に何か月かブランド品とダイヤモンドの知識を学ぶために研修にいかされます。
僕は10万くらいの研修を受けましたが、数か月に渡る研修となると50万はかかります。
ほかにも会員制のものもあり年間100万近く払うと偽物の情報をメールで知らせてくれたり、定期的に開催される勉強会に参加できるようになります。
ブランド品を見てもらうときはその辺の研修に行ったことがあるかどうか、そしていくらくらいの研修をうけたのか聞くのも手かと思います。
うまく答えられなかったらその人は研修を受けていないのでちゃんと物の値段を判断できない場合があります。
基本的に貴金属の相場も田中貴金属の買取価格に近い金額で買取をしているようです。
3.広告を出している買取店
正直ほとんどのお店はグレーゾーンです。
僕のいたお店は比較的しっかりしていたほうかと思いますが、一番気を付けたほうがいいかと思います。
そもそも貴金属の相場を提示していない&教えてくれない。
口を濁したら怪しんだほうがいいかもしれません。
ただ中には相場を教えてくれたとしてもグラムをごまかすところもあります。
余談ですが、僕が経験した一番ひどかったお店では「相場での買取はしていません。重要なのはデザインです。うちはデザインを見て値段を決めています。」と言われたことがあります。
その時の相場は忘れましたが、かまぼこやはんこを持っていきましたが一つ数千円の値段しかつきませんでした。本来なら数万はいくものです。
ですが、中には優良店もあります。
田中貴金属の買取価格よりも高い金額で買取してくれるところもあるんです。
理由は田中貴金属以外のところで売っているからでしょう。
僕のいたお店も田中貴金属で提示されているリサイクル価格よりも高値で買い取ってくれる業者さんがいたためそちらと取引をしていました。
悪いお店か良いお店か見極める為に、貴金属を売りに行く前にその日の相場とグラムを測っていくことをお勧めします。
4.フリマアプリ
話題ですね。
個人的に数回やったことがありますが、ヤフオクよりも楽なんじゃないかと思います。
ティファニーのネックレスを出したことがありますが¥2,000くらいで出すとすぐに売れます。
逆に、状態は良くても古いセリーヌなどはまったく売れませんでした。
スマホを使う人が見ているわけですから、その年代にあったものでないと売れなそうですね。
相場はオークファンで調べて相場にあった金額で出せば売れるかと思います。
値下げ交渉がほぼ確実にくるのがやっかいではありますが・・・
買うときは気を付けたほうがいいかと思います。偽物もまざっていますよ。
しっかり刻印や製造番号などの画像を見せてもらってから購入したほうがよさそうです。
5.オークション
リサイクルショップなどで売るよりも手間や時間はかかりますが、高く売れるので急ぎでない場合はオークションで売ったほうがいいかもしれません。
僕も買い取った品物はオークションに出すことが多かったです。
ただ相場がわからないものもあるので難しい場面もあります。
例えば、シャネルのマトラッセなんかは10万ほどで落札されているものがありますが、それと少し形が違うなんてことは結構あります。
まったく同じものなら迷わず10万で出品しますけど。
同じものでも状態が違うものもあるので、いくらが適正価格なのかわからなくなることがあるんです。
そんな時は1円スタートで出品するよう指示がありましたが、正直相場より低い金額で落札されることのほうが多かったです。
また、テキストだけの商品説明とHTMLで飾った商品説明ではやはり見栄えのいいほうが売れている気がしましたね。載せる画像も多いほうがいいです。
ヤフオクの場合3枚までしか画像が載せられないんですが、バッグを出品するときは画像3枚じゃ当然伝わりませんよね。
中はどうなっているのか、角すれはあるのか、製造番号は?かび臭い?サイズは?本物?と質問攻めになることもあります。
画像も多めに載せて、商品説明もしっかりとしてが高く売れるこつでしょうか。
さて、一回目はこんなところでしょうか。
ほぼ僕の偏見ですのでそこまで参考にしなくてもいいです。
次はだんだん詳しいというか深くというか、まあそんな感じのお話しをしていこうかと思います。