これだけでOK!ダイヤモンドの質がわかる4つのポイント
テレビショッピングでたまにダイヤモンドのついたネックレスを紹介していますよね。
「大粒のダイヤモンド0.5ctがついてなんとお値段19,800円!さらに今なら0.7ctのルビーのトップも付けてお値段据え置き!!」
「えー安い!いいんですかそんな安く売っちゃって。」
「大丈夫です。」
「どうしてこんなに安くできるんですか?」
「中間コストを限界まで削減したことで実現できたお値段なんです。今回はがんばりました。」
さて、これは本当に安いんでしょうか。
今日は誰でもわかるダイヤモンドの質がわかる4つのポイントをご紹介します。
ダイヤモンドの価値を決める4つのC
ダイヤモンドにはCから始まる項目が4つあり、これを4Cと呼びます。それぞれカラット(carat)、カラー(color)、カット(cut)、クラリティ(clartiy) です。では一つずつ見ていきましょう。
カラット(carat)
カラットとはダイヤモンドの重さを表します。大きさではないんですよ。
1ctで0.2gです。これを参考にダイヤ付きの指輪は土台だけのグラムを算出することができますね。
一般的に0.1~0.2ctあたりをメレダイヤと言い単体ではほぼ値段のつかないものになり、僕のいたお店ではゴミダイヤと呼んでいました。
~0.6ctくらいのものはよく出回っている大きさですね。この辺からいくらか値段が付き始めます。
0.7ctくらいからは大粒と呼び数万円から値が付くものもでてきます。
カラー(color)
そのままで色を表し、アルファベットのD~Zまであります。
Dが最高ランクでZが最低ランクとなります。
DEF無色透明、GHIJほぼ無色、KLMわずかに黄色、NOPQR非常に薄い黄色、それ以降は薄い黄色となります。
カット(cut)
カットとは唯一、人が手を加えることができる要素であり、ダイヤモンドの輝きを左右する重要な項目となります。
Excellent→VeryGood→Good→fair→poorの順に価値が下がっていきます。Excellentの中にはH&C(ハート&キューピッド)や3EX(トリプルエクセレント)があり3EXが最高ランクとなります。
クラリティ(clartiy)
ダイヤモンドなどの天然の鉱物にはインクルージョン(内包物)と呼ばれるゴミや気泡などが含まれています。このインクルージョンの有無、位置、大きさによりクラリティのランクが決まります。
FL→IF→VVS1→VVS2→VS1→VS2→SI1→SI2→I1→I2→I3の順番でFLが最高ランクとなります。
これらは国際基準としてG.I.A(米国宝石学会)により決定されました。
ダイヤモンドを見ることができるのはG.I.A系列の学校のカリキュラムを修了し最終試験に合格した人のみです。
ダイヤモンドを売る際はしっかり見ることができるお店なのかを確認してから売りましょう。
BRILLIANCE+様のサイトでは4Cをそれぞれ画像付きで紹介されています。
参考にしてください。
なぜダイヤモンドが安く用意できるのか
冒頭で話したテレビショッピングなどで紹介される安いとされているダイヤモンドはこの4Cのランクがあまりよくないものかと思われます。
トップやチェーンの部分に貴金属を使用していた場合、細いチェーンだったとしてもそれだけで10.000円前後はかかります。
残り10,000円がダイヤの値段になりますよね。
それでも利益が出せているということです。
よくあったのはチェーンはSv925、トップがpt850、でダイヤモンド付き。
シルバーの場合は田中貴金属の価格で40円~50円/1gです。安く用意できますね。
ランクの低いダイヤというとクラリティやカットは素人目ではわかりづらいのでこの辺のランクが低いものを提供している場合もあります。
実際テレビショッピングで購入したダイヤ付きネックレスを持ち込まれたお客様がいましたが、傷や汚れをトップの爪で隠してあるものもありましたね。
あるいはキュービックジルコニアという人工ダイヤモンドを使用している可能性もあります。その場合はしっかり記載されているので確認しましょう。
まとめ
以上のことからダイヤモンドは売るときも買うときもまずは4Cを学ぶことが重要です。ダイヤモンドがどのくらいのグレードのものかを把握する必要があります。
そして個人的な意見ですが購入の際はやはり自分の目で見てからのほうがいいかと思います。
基礎知識を学ぶことで、ダイヤを売る際、あれこの人なんか言ってる事変だな。と違和感を感じ取ることができるかもしれません。
騙される確率を下げることができると思いますよ。